人は何を(What)ではなく、なぜ(Why)に動かされる

ゴールデンサークル理論

Why、How、What

人に何かを伝える際には、何を(What)、どうやる(How)を伝えると思いますが、見落とされがちなのがなぜやるのか(Why)です。

What(何を): 「何を、私たちはするのか?」「どのような製品、サービス、結果を提供するのか?」という、最も表面的な問いです。顧客や周囲の人が直接目にする部分です。

How(どのように): 「どのように、私たちはそれを実現するのか?」「どのようなプロセス、方法、特徴があるのか?」という、Whyを実現するための具体的な手段や独自の強みを指します。

Why(なぜ): 「なぜ、私たちはそれをするのか?」「私たちの目的、信念、大義は何か?」という、最も根源的な問いです。これは、単なる利益追求ではなく、情熱や存在意義を示す部分です。
 

成功する個人・組織の思考プロセス

多くの人は、「何を(What)」から考え始めがちです。例えば、「私たちは素晴らしい製品を作っています」といった具合です。しかし真に人を惹きつけ、行動を促すのは「なぜ(Why)」から語り始めることだとされています。

成功している個人や組織は、まず「なぜ(Why)」、つまり「自分たちは何のために存在するのか」「何を信じているのか」を明確にします。次に「なぜ」を達成するために「どのように(How)」行動するかを考え、最後に「どのような(What)」製品やサービスを提供するのかを考えます。
 

なぜ「なぜ(Why)」が重要なのか?

人は、「何を」しているかよりも、「なぜ」しているかに共感し、動かされる傾向があります。Whyが明確であれば、それは単なる商品やサービスを超え、信念や価値観の共有となり、顧客や従業員との深い信頼関係を築くことができます。

例えば、Apple社は単に高性能なコンピュータを売っているのではなく、「既存の概念を打ち破り、創造性を刺激する」というWhyを掲げています。だからこそ、多くの人々が彼らの製品に魅力を感じ、熱狂的なファンになるのです。

顧客への商品説明、社内方針の伝達、各種のプレゼンテーション等、What、How、Whyを伝える場面は多くあると思います。その際には、Whyを一番に語り、その上でWhat、Howを伝えてみると人は動かされやすくなる点を踏まえてみて下さい。

管理職向け研修では管理職が部署やチームの方針をメンバーに伝える際のポイントとして、whyの重要性を解説しています。

【3時間の管理職向け研修カリキュラム例】 
【1】 オリエンテーション
【2】 マネジメントのポイント確認
【3】 リーダーシップのポイント確認  (関係者を動かすリーダーシップとフォロワーシップ) 
【4】 コミュニケーションのポイント確認(信頼と共感を得るためのコミュニケーション聴く、伝える等)

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