残念な組織にならないために!

集団浅慮

組織とは?

組織は人の集まり、つまり「集団」です。私たちは日々、会社や組織、あるいは学校や友人グループなどの集団の中で生活しています。集団だから力を合わせて協力することで、大きな成果を生み出せ、また困った時は集団の仲間から助けてもらうこともできます。しかし、集団には短所もあり、職場では「みんなで一緒に働く」からこそ、うまくいかないこともあります。

うまくいかない集団の心理とは?

集団浅慮
集団内での同調追求で、集団が満場一致の状態になろうとすること。集団全体が一枚岩になって一つの方向へ進むことは、プロジェクト等を進める際には必要なことですが、時に集団は間違った意思決定を行ってしまうことがあります。
同調圧力
集団の意見や行動に合わせようとする心理です。会議で異論があっても、多数派の意見に流されてしまい、誰も反対意見を述べない。結果として、より良い選択肢が検討されないまま決定が下されることがあります。
集団極性化
もともとやや賛成の立場であった場合、集団で議論することで賛成の度合いがさらに強まります。逆にもともとやや反対の立場であった場合は、反対の度合いがより強まります。
集団思考
コンセンサスを重視するあまり、批判的思考や現実的な評価が阻害される現象です。過去の成功体験に固執し、新しい情報や外部の意見を排除して、誤った戦略を進めてしまう。意思決定の過程で反対意見を述べることをためらう雰囲気が醸成されることがあります。
認知バイアス
確証バイアス(自分の仮説を支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視する傾向)がチーム内で共有されると、誤った方向に進んでいるにもかかわらず、誰もそれに気づかず修正できなくなります。

うまくいかない集団心理が発生してしまう要素

・異論を許容しない負の凝集性がある
・閉鎖的なリーダーが存在する
・高いストレス状態(時間的な切迫等)にある

集団心理を避け組織を健全に機能させるためには


前提として
集団浅慮等、集団における個人の思考、感情、意志などが集団の全体として影響し合う心理現象は起こりうることを理解しておく必要があります。
多様な意見の尊重
組織内において、異なる視点や批判的な意見を歓迎し、自由に表明できる文化を醸成することが大切です。
心理的安全性の確保
組織メンバーが安心して意見を述べられるような、心理的に安全な環境を作ることが大切です。
客観的な情報に基づく意思決定
感情やプレッシャーに左右されず、客観的なデータや事実に基づいて意思決定を行うことが重要です。
リーダーシップの役割
リーダーは、積極的に反対意見を求め、議論を促進する役割を果たすことが大切です。

様々な集団心理を助長するような組織文化を見直し、より健全な意思決定プロセスを構築することが組織にとって非常に重要です。

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