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「働き手はいるが、チームがない」 分散配属・テレワーク世代の若手に
向けた、体験型チームビルディング研修
中堅システム開発会社の開発部門(以下、A社)は、1〜2年目の若手社員が一体感を持てずにいるという課題を抱えていました。
株式会社キャリアリーダーシップラボでは、この課題に対し、A社の1〜2年目若手社員24名を対象としたチームビルディング研修を設計・実施しました。本記事では、知識やスキルの付与でもなく、単なるレクリエーションでもない「ちょうどいい塩梅」の企画が他社コンペを制した経緯と、「チーム成立の3要件」を軸にした体験型プログラムの設計を、実施担当の森田の解説をもとにご紹介します。
キャリアリーダーシップラボは、「自律した個人が強い組織を作る」というビジョンのもと、個人と組織の成長を支援しています。
京都を拠点に、20年間で累計2,000回以上の研修を実施し、多くの企業の課題解決に貢献してまいりました。組織の課題は企業ごとに異なります。細やかなヒアリングを通じてニーズを把握し、企業に合わせたプログラムを設計します。
対面・オンライン・ハイブリッドのいずれにも柔軟に対応可能です。新任リーダーの育成や組織力強化をご検討の際は、キャリアリーダーシップラボまでご相談ください。
A社がこの研修の実施に動いたきっかけは、若手社員の配属・働き方の実態にありました。
1〜2年目の若手社員は配属先がバラバラで、さらにテレワークも多いため、仕事の中で顔を合わせる機会そのものが少ない状態にありました。同期であっても、実際に顔を合わせて話したことがない、お互いの仕事を知らない——そうした状況が続くと、一体感は自然には生まれません。
そこでA社から、1〜2年目の若手社員が対面で一堂に会し、一体感を醸成できるような研修を実施したい、というご依頼をいただきました。
A社とは、これまでも別部門とのお取引がありました。ただし、システム開発部門からのご相談は今回が初めてで、他社との企画コンペを経てのご採用でした。
コンペの結果、当社の企画が選ばれた理由は、「研修で知識やスキルを教え込むものでもなく、かといって単なるレクリエーションでもない、ちょうどいい塩梅の企画だった」という評価でした。
学びの要素とチームの一体感醸成、その両方をバランスよく設計できたことが、初めてお取引するシステム開発部門からの評価につながりました。
研修プログラムの設計 ─「座学を最小限にした、体験から気づきを得る1日研修」]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | A社開発部門の1年目・2年目社員(各12名、計24名) |
| クラス数 | 1クラス合同開催 |
| 実施時間 | 10:00~17:00 (1日研修) |
| 担当講師 | 当社:森田(1名で担当) |
| 実施形式 | 対面実施 |
研修の軸に据えたのは、「チーム成立の3要件」——貢献意欲・共通目的・コミュニケーション——です。
この3つの要件を座学で説明するのではなく、ワークに取り組む中で受講者自身が自然と体感し、その重要性に気づき、納得感を得ていく進行を設計しました。座学の時間はあえて最小限にとどめ、1日の大半をワーク中心の構成としています。「教わって理解する」のではなく、「やってみて、あとから振り返ると、これがチーム成立の3要件だったのか、と腑に落ちる」——このプロセスを丁寧に設計することが、単なるレクリエーションとの違いになっています。
1年目・2年目合同、24名・1日対面という設計判断
研修本研修は、1年目と2年目の社員を分けず、あえて合同の1クラスで実施しています。
配属や業務が分散している若手社員にとって、つながりを持てる相手は同期だけとは限りません。1年次上の先輩や、他の配属先の同期とも接点を持てるよう、年次をまたいだ合同開催としました。
また、24名という規模は、チーム編成を伴うワークを行う上で、複数のチームに分かれつつも、1日を通じて全体の一体感を保てる、ちょうど良い人数です。講師1名で全体の進行と各チームの様子を見渡しながら進められる規模でもあり、対面・1日という凝縮された時間の中で、参加者同士の関係性を丁寧に築いていく設計になっています。
実施後のフィードバック ── 講師所感によるレポートと、やりっぱなしにしないためのフォローアップ提案
研修本研修では、実施後のフィードバックとして、アンケートではなく講師所感を中心としたレポートを納品しています。ワークに取り組む受講者の様子や、チームごとの変化を講師の視点でまとめ、A社にお伝えしました。
あわせて、この研修を単発の「やりっぱなし」にしないよう、研修後にクライアント企業側で内省・フォローアップを行うことを提案しています。1日で得た気づきや一体感を、現場に戻ってからも継続的に育てていくためには、研修実施後のフォローが欠かせないと考えているためです。
この事例から見えること ─働き方の多様化が組織に「遠心力」を生んでいる
働き方の多様化により、社員同士の接点は年々少なくなっています。その結果、社員の組織やチームメンバーへの求心力は弱まり、むしろ遠心力の方が強く働いている状態が、多くの組織で起きています。
| 変化の軸 | 従来 | 現在(A社事例での対応) | |
|---|---|---|---|
| 社員同士の接点 | 同じ職場で働く中で自然に生まれる | 配属分散・テレワーク等により希薄化 | |
| 研修に求められる役割 | 知識・スキルの付与 | 関係性・一体感の欠如 | |
| 設計思想 | 講義中心のインプット型 | ワーク中心で体験から気づきを得る |
放っておけば、働き手はいてもチームは形成されない——そんな状態になりかねません。だからこそ、これからの会社・組織は、チームをどう作っていくかを意図的にデザインしていく必要があります。今回のA社事例は、その必要性を体現した取り組みだと考えています。
通信インフラ企業のネットワーク構築部門の3年目若手社員を対象に、問題解決力向上研修を1クラス15〜20名・対面1日で実施。
・中堅システム開発会社の開発部門で、配属分散・テレワークにより接点が薄れていた1〜2年目社員24名を対象に、
チームビルディング研修を1日・対面で実施。
・他部門とは取引実績があったが、開発部門からは初のご相談で、他社との企画コンペを経て採用。知識付与でもレクリエーションでもない「ちょうどいい塩梅」の企画が決め手に。
・「チーム成立の3要件」(貢献意欲・共通目的・コミュニケーション)を、座学ではなくワーク中心の体験から気づかせる設計。
・講師所感によるレポートを納品するとともに、研修を単発で終わらせないための社内フォローアップを提案。
働き方の多様化により、社員同士の接点は少なくなり、組織やチームへの求心力よりも遠心力が働きやすい時代になっています。放っておけば、働き手はいてもチームが形成されていない状態になりかねません。これからの会社・組織にとって、チームをどう作っていくか——チームビルディングを意図的にデザインしていくことが、これまで以上に求められています。
森田(株式会社キャリアリーダーシップラボ 代表取締役) 長年、大手企業を中心に評価者研修・キャリアデザイン研修・マネジメントコーチングを提供。特に大手通信グループ企業・大手ハウスメーカー企業など、毎年継続的に依頼を受けるクライアントを複数抱え、150名クラスの大規模研修も1名で設計・実施してきた実績を持つ。
| 名称 | 株式会社キャリアリーダーシップラボ |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 森田 祐司(もりたゆうじ) 中小企業診断士/2級キャリアコンサルティング技能士 |
| オフィス | 〒600-8099 京都府京都市下京区仏光寺通烏丸東入上柳町331 タカノハスクエア4F |
| お問合せメール | y.morita@careerleadership.jp |
| 代表番号 | 050-1809-0258 |
| 主なサービス | 人材開発、キャリア開発、組織開発に関するコンサルティング、企業研修 |
| URL | https://careerleadership.jp/ |
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