組織開発の氷山モデル

組織開発における氷山モデルとは、組織を海に浮かぶ氷山にたとえ、目に見える「氷山の一角」部分だけでなく、水面下に隠れた「大部分」にも目を向けることで、組織の課題や可能性をより深く理解しようとする考え方です。
1.氷山モデルの構造
水面上(氷山の一角)
具体的な事象、行動、成果: 目に見えやすく、把握しやすい部分です。例えば、売上、顧客満足度、離職率などが挙げられます。
水面下(氷山の大部分)
価値観、信念、文化: 組織のメンバーが共有する価値観や信念、組織の文化など、目に見えにくい部分です。
思考パターン、感情: メンバーの思考パターンや感情、人間関係など、より深層にある部分です。
2.氷山モデルの活用
組織開発においては、水面上(氷山の一角)の課題解決だけでなく、水面下(氷山の大部分)にある根本的な原因に目を向けることが重要です。例えば、売上低下という課題に対して、表面的な販売戦略の見直しだけでなく、組織文化やメンバー間のコミュニケーション不足など、より深層にある問題にアプローチすることで、根本的な解決につながる可能性があります。
3.氷山モデルのメリット
課題の根本原因の発見
目に見える問題だけでなく、その背景にある根本的な原因を深く探求できます。
組織全体の理解
組織の構造や文化、メンバーの価値観などを包括的に理解できます。
効果的な解決策の策定
表面的な対応ではなく、根本的な原因に基づいた効果的な解決策を策定できます。
4.氷山モデルの注意点
可視化の難しさ: 水面下の要素は目に見えにくく、把握が難しい場合があります。
主観的な解釈: 水面下の要素は、解釈する人によって異なる場合があります。